Core Harmony Blog
アイニカエル。アイカライキル。

「4つの約束」と「自分を信じ続けること」

1997年に、アメリカで出版された”The Four Agreements”という本があります。

日本では、1999年に「4つの約束」と題され翻訳本が出版されました。

著者は、ドン・ミゲル氏。

メキシコのトルテック民族のシャーマンの血を受け継ぐミゲル氏が書いたこの本は、まず全米で大ヒットしました。

私がコーチングを学び始めた1998年頃からジワジワと人気が出ていたようですが、この本のことを私がとても知ることになったのは、2001年頃です。周りのアメリカ人のコーチたちがこぞってこの本を話題にし、「4つの約束をベースにしたコーチングをします」というメニューを提供しているコーチたちがあちこちに現れていたほどの熱狂ぶりでした。

あまりにもコーチたちの間で話題になっていたので、私も興味を持って読ませて頂きました。

シンプルな教えでありながら、その深い内容に、とても感動したのを覚えています。

そして、今だにこの本に書かれている「4つの約束」の内容は、私の中に生き続けています。

この「4つの約束」を簡単にご紹介させて頂きますね。原文は英語なので、それもご紹介しておきますが、( )内の日本語は、1999年に出版された時の訳で、最初に挙げた日本語は、「5つの約束」として新たに5つ目の約束が加えられてから出版された翻訳本に使われている日本語を使わせて頂いています。

【1つ目の約束】
非の打ち所なく言葉を使うこと
(正しい言葉を使うこと)
Be Impeccable with your Word

【2つ目の約束】
何事も自分に向けられた言動として受け取らないこと
(何事も個人的に受け取らないこと)
Don’t Take Anything Personally

【3つ目の約束】
憶測をめぐらさないこと
(思い込みをしないこと)
Don’t Make Assumptions

【4つ目の約束】
常にベストを尽くすこと
Always Do Your Best

現在では「5つ目の約束」として、「疑い深くあること、しかし耳を傾けることを学ぶこと /Be Skeptial, but Learn to Listen」が加っていますが、私の中では、今でもこの4つの約束を実践するのに精一杯で、5つ目の約束まで辿り着けていないように感じます。新たに「5つの約束」として刊行された本を読んでも、「4つの約束」で受けた衝撃ほどのことはありませんでしたが、初めて読む人には、最近の「5つの約束」から読まれた方が良いかもしれませんね。どちらが良いか、ぜひ直感で出会って下さい。

この「4つの約束」に関しては、たくさんの方がこの本を読まれた感想をそれぞれの視点から書かれているので、それらを読むだけでも、内容が少しわかると思います。もし興味があったら、「4つの約束」と検索して、他の方々のブログを覗いてみて下さい。

今日シェアしたいのは、本の内容というよりも、このドン・ミゲル氏の講演を聞いた時の体験です。

2001
年か、2002年頃だったと思いますが、コーチ国際連盟が毎年開催するコンファレンスがその年シカゴで行われた時に、ミゲル氏が分科会のスピーカーとして登場するのを知って、ミゲル氏のお話を直接聞く機会をいただきました。

150名強の人たちが座れる会場の壇上で、ミゲル氏は静かにお話を始めました。実は、その時に彼が話した内容を全く覚えていないのですが、今だ強烈に脳裏に焼きついている光景があります。

1時間ほど彼が話してから、参加者からの質問コーナーに入りました。マイクの前に何人もがずらりと並んで、次から次へとミゲル氏に質問をしました。

その中で、こんな女性がいました。

「私は、3年前に臨死体験をしました。その時は、光に包まれて、素晴らしい至福体験をしました。そして私はまたこの世に戻ってきました。今、私はあの時に体験した感覚がとても懐かしく、どうしてもあの感覚に戻りたいのですが、なかなかできません。どうしたらいいでしょうか?」

そうすると、ミゲル氏は、「こちらに上がってきなさい」と、彼女を舞台に上がらせました。

そして、「私の目を見なさい」と、彼女と5分間くらい見つめ合うという時間がありました。

私は、その舞台からちょっと離れたところから見ていたのですが、急に2人が目の前にいるかのように大きく見えて、彼女の目が見る見るうちに輝いていくのを目撃したのです。

彼女の体自体も光に満ちていくように感じました。肉眼で見えたわけではありませんが、そう感じたのです。

そして、ミゲル氏は「もういつでも思い出せるね」と彼女に言って、彼女はコクリとうなづき、舞台から下りていきました。

このとき、会場の人たちの半分くらいが催眠術をかけられたかのように眠ってしまっていました。

そして、その後に休憩時間になった瞬間に、それまで参加していた人の半分が他の分科会へと移動し、席がガラガラになったところで、私は前から3列目の椅子を陣取って、後半のお話に多大なる期待を持って、ミゲル氏の登場を待ちました。

15分の休憩の後、後半のお話が始まりました。近くで見るミゲル氏の瞳は、この世のものとは思えないほどのものでした。不思議な色、輝きをしていました。

その後半でも何を話されたか、今でも全く思い出せませんが、舞台上で話すミゲル氏の瞳から発する光の輝きが印象的で、言葉を超えたところにある世界の体験を今しているんだと感じたことを今でもよく思い出します。あの時の体験は、今も言葉にならないのですが、エネルギー的なものが今も流れてきて、すぐにあの時の体験を今この習慣も体験しているかのように思い出せるほとです。あの体験は、きっと時空を超えていたのでしょうか…。

あの時の体験は、言葉を超えたところでのコミュニケーションが、近い将来普通になるという予感を与えてくれました。そして、多くの人がまだ気づいていなくても、必ずその世界があることを信じなさいと教えてくれたように思います。

その後ミゲル氏の講演にすっかり感動した私は、一緒にコンファレンスに参加した仲間に合流すると、その体験をシェアしたいと思いながらも、その仲間のほとんどは、違う分科会に参加していて、その話題で盛り上がっていて、話に入ることに躊躇いを感じました。

仲間のほとんどが参加していたのは、マーガレット・J・ウィートリー(Margaret J. Wheatley)という、OD(組織開発)の世界ではとても有名な方で、私もその分野の勉強をした時に必ず名前が挙がる人だったので興味があったのですが、きっと彼女は、彼女の本の印象と同じように、コミュニケーションや対人関係などの目にははっきりと見えない世界のことだけど、それをわかりやすく、頭が理解しやすいようにお話されたのだろうと、彼女の本の印象から勝手に推測しました。(こう書くと彼女の伝えるメッセージが薄っぺらいもののように聞こえてしまうかもしれませんが、彼女は組織開発論の世界で、とても早くから東洋的な考え方を取り入れ、東洋的思想と西洋的思想を融合させることに寄与した素晴らしい方であると私は尊敬している人の一人です。)

ミゲル氏の講演の前半は参加していた仲間も、後半はウィートリー氏の分科会に移り、「彼女の講演は素晴らしかった、でもミゲル氏はわかんなかった」という何人かのコメントを聞いて、私が目撃したミゲル氏の輝く目や、あの女性に起こっていたことに大感動している自分を今ここで表現したら、仲間にバカにされてしまうと思ったあの時のことを、今ではとても懐かしく思います。

皆さんは、私がこの時に振る舞ったように、自分が感じていることと、他の人たちと感じていることが違うので、自分の本当の感覚をぐっと押さえて、周りの人たちに話を合わせてしまうようなことを経験されたことはありますか?

私はあの時、私が感じている感覚や、こんなことで感動している私は、おかしいのではないか?違うのではないか?と自分を疑う感覚にいました。

と同時に、「誰も私のことなんてわかってくれない」と、必要以上に寂しい思いを自分の心の中で駆り立てていたように思います。


もし皆さんも私と同じような体験をしていたら、まずどんなことを感じていても、その感じている自分の感覚を大切に尊重してあげて下さい、と強くお伝えしたいです。

周りにわかってもらえること、周りの人が「いいね」と言ってくれることは嬉しいことですが、他の誰よりもまず私たちは、自分自身にわかってもらえることが、一番の心の安定を生みます。

今では、私も自分のことを自分が一番わかってあげれば良いことがわかっているので、決して周りに理解を求めず、それよりも相手を理解しようと気持ちを向けることができるようになったので、心がとても楽になりましたが、そのための訓練はかなりしてきたように思います。ジャーナリングがやはり一番の処方箋となりました。

ただジャーナリングだけでその心の領域に辿り着くのも難しい場合があります。最初はどんなことを語ってもあなたの全てを受け入れてくれる場に身を置くのもとても良い方法です。

そのための場が、「アイカタリ」なんですよ。

8月は、20日(日)に開催されますので、興味がある方はぜひご参加下さいね。

詳細は、こちらからご覧いただけます。

あらら、こちらの記事と「アイカタリ」の宣伝が一緒になってしまいましたが、もう一度、ここで伝えたい大切なことを改めて書かせて頂きますね。

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あなたが感じていること、信じていることを、

人と比べて変わっているとか、

バカにされるかもしれないという感覚を、もしあなたが持っていたら、

とんでもありませんよ。

それがあなたのギフトですよ。

あなたは多くの人がまだ感じていない、とても大切なことを感じとっているんですよ。

だから、それを大切にして下さいね。

この感覚を自分の中で自分に許すと、すぐにあなたはあなたが感じていることを大切に思っている人に、人たちに出会いますよ。

だからどうぞ、あなたが感じていること、信じていることを大切にして下さい。

自分を、信じ続けて下さい。

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これらの言葉は、私がジャーナリングをしている時に、よく出てくる言葉です。

私が励まされたように、誰かにとっての励みの言葉になりますようにと願っています。

どんなことがあっても、自分を信じ続けましょう。

私は、私を信じています。

だから、私は、あなたが感じることも、信じています。

共に、自らの感覚を信じ続けましょう。
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