8月8日に「清なる性」の活動のキックオフイベントを実施するにあたり(イベント詳細は末尾に記載)、その活動への想い、長くなるが読んでいただきたい。
地球上をたくさん旅したわけではないけれど、これまでの人生で訪れた中で一番好きな場所は?と聞かれたら、迷いもなくミネソタ州北部、カナダの国境沿いに位置するバウンダリー・ウォーター・カヌーエリア・ウィルダネス (Boundary Waters Canoe Area Wilderness)と答えると思う。
カヌーイストたちのための、船外機などがついた船の侵入の禁止エリアで、2000個以上もある湖が連なり、そこでキャンプもできるように場所が整備されている保護地区。その範囲は東京都の2倍くらいの広さに値する。
その場所へ、滞在する日数分の食料を準備して入る。これまでの経験では、短い滞在で3日間、長くて6日間ほどのカヌーの旅を何度か体験した。移動の時はいくつもの湖をカヌーで渡る。湖と湖の間はカヌーと荷物を担いで陸送。水道も、電気も、何もない不便であるはずの森の中での生活なのに、永遠に暮らしていけそうなくらい快適に過ごせることが毎回不思議だった。
このエリアで旅をするときのルールとして”no trace policy”というのがある。「自分の足跡を残さない」というルール。移動途中であっても、キャンプをしても、そこを立ち去る時は、自分たちがいた気配を完全に消すということ。とはいっても、人が入ると、何かしら跡は残る。食器を洗うために指定された自然に有害でない洗剤を使うが、加えてその使用も湖の岸から20メートル以上離れたところと決められているが、やっぱり土に洗剤を流すことになる。
どれだけ足跡を残さず、それ以上に来た時よりも綺麗にしてそこを立ち去る行動を心がけたとしても、なんだかそこにいる動物たちの存在と比べて、人は森を荒す側の存在である感覚がなぜか拭えなかった。時々そのエリアで起こる大火災も、人が使った火から惨事になることも多い。なので、その森に入る度に、「人の存在は果たして、地球にとってプラスの存在なのだろうか?」とまでよく考えることがあった。その森の中で過ごせる体験を喜びながらも、その大自然の中で、自分が人間としてその場に存在していることがなんだか申し訳なくなることが多かった。
その後、地元に近い伊勢に戻ってきて、何度も神宮という鎮守の杜に出かけることになったが、ある時ふとそのことへの答えが見つかった気がした。
バウンダリー・ウォーターの森で感じた空気感と、神宮という鎮守の杜で感じる空気感は、似ているようで何かが違っていた。もちろん気候も、緯度も経度も違う場所であるけれど、共通しているものと、明らかなる「違い」がある。これまでいろんな自然の場所に出かけて行ったことがあるけれど、神宮の森に広がる空気感は、ただ自然がある場所とは何かが明らかに違う。
その「違い」とは、何か?
それは「清らかな空気」。そう、私は感じた。
自然の中ではどんな朝も清々しいけれど、その清々しさとは明らかに違う種類の「清らかな空気」が神宮という鎮守の杜の中にはある。
どうしてこの「清らかな空気」は、作り出されるのか?何度も神宮に訪れる度に考え続けた。
そして、私が出した結論は、それは人こそが作り出しているもの、人だから作り出せるものだということ。私たちの中にある光の魂をこの世で思い出すために、その光の魂を敬い、そこへ衣食住に関わることを、人の手で最敬礼レベルで準備し、捧げ、感謝し、祈ることから作り出せる空気感。神宮にはこれがある。
その淡々なる人の営みこそが、他の自然の場とは非なる「清らかな空気」を作り出している気がした。この気づきを得た時に、人間がこの地上にいるギフトがわかったように感じた。
この地上で人だけが作り出せるものは、この「清らかな空気」ではないかということ。だから、どんな生き物よりも、人は率先して、その「清らかな空気」を地球上に流さないといけない。それが私が出した、人がどうしてこの地上で存在しているかの答えだった。
いや、人というよりも、私自身への、私自身が存在する意味なのだろうと思うことにした。
「清らかさ」の反対にあるものは、「穢れ」なのかもしれないと感じる。
そしてその「穢れ」はどのように生まれるかというと、「嘘」から生まれているように感じる。
この「嘘」とは、自分の魂への嘘。
そして「性」において、穢れを感じる人が多い。
私自身もそうだった。だから「性」のことは一番タブー視してしまう気質になった。だからこそ、このテーマを取り扱うことが、私ができる一番の清らかな活動であると感じるようになった。
この分野を、安心して、正直に語れる場を作ることが、私のできることの1つなのではないかと感じている。
「性」は、生命そのもの。それは、ケガレなのではない。
だからこその「清せる性」の活動。
美しいものだけが、清らかなにつながるのでない。
ケガレこそ、清らかさに最も近いものであるという気がしている。
そんな強い気持ちが湧き上がってきたからこそのキックオフイベント、8月8日。
命をかけて、性エネルギーの清浄化(正常化)に貢献していきたい。
イベント詳細
【イベント名】「清なる性のエネルギー」 ~目覚めのとき~
【イベント内容 】
・「清なる性のエネルギー」とは何か?
・ 私自身が体験・探究してきた世界についてのお話し
・ 闇に包まれすぎている性のエネルギーを光に向かわせていくためのワークの伝授
・ 今後の活動について
【日時】8月8日(金)20:00~21:30
【場所】オンライン(Zoom)※顔出し不要、ニックネーム参加OK/アーカイブ配信あり
【参加費】無料
【対象】女性限定(※本名でのお申込みをお願いします)
イベント後のメーリングリストへの登録をご了承いただける方(後日、配信停止はいつでも可能です)
【申込方法】以下の内容を、hiroe@coreharmony.jpまでお送りください:
・件名は「8/8参加申込み」としてください
・本名でのお申し込みをお願い致します。私と面識がない方は、面識のある方からご紹介を受けた場合はその方のお名前、あるいは偶然に知った場合は、何経由でお知りになったかぜひ教えてください。
・当日参加希望、もしくはアーカイブ配信希望かのご提示をお願い致します。
以上。
このテーマに少しでも心が動いた方は、どうぞお気軽にご参加いただければ嬉しいです。