コアハーモニーを紹介するこちらのページにも書かせてもらっていますが、私には0歳の時の記憶があります。
その時の記憶を別の言葉で表現すると、私は「テレパシーの世界」をみていたのだろうと、今となってはそう解釈しています。
人と人とがコミュニケーションを取るとき、言葉を介在させると、誤解が生まれやすい。
お互いハートの感覚だけで交信し合えれば、誤解なんて生まれないのにと、不思議に思った体験でした。
この記憶を、私は「魂の原風景」と呼んでいます。
「魂の原風景」とは、「私たちがこの世に生まれてきた意味を思い出されてくれる記憶」と私は解釈しています。
思い返せば、私は小さい時から「コミュニケーション」が大きなテーマであったように思います。
もう1つとても印象に残っている記憶が、小学校3年生の時のこと。
休み時間に、廊下でヤスシくんという男の子と、ヒデコちゃんという女の子が口ケンカをしていました。私はそれを見て「わあ、2人は誤解し合っている!」ととっさに思ったものの、何も言えずに2人のケンカを見守っていました。そうすると、ある瞬間に2人がお互いに思っていることは誤解だと気づき「ゴメン」と仲直りをした瞬間を見て、あまりに嬉しくてその場でオイオイと泣いてしまったことがありました。
その時は、どうしてそんなに自分が泣いたのかわからなかったのですが、2人の間で誤解が解けたことがすごく嬉しかった感覚はずっと残っていました。
そして、後になって、0歳の時の記憶と、この小学校3年生の時の記憶は、私にとってとても大切なメッセージを秘めたものであることがわかってきました。
人と人とが、誤解なく、ハートでつながる世界。
それは、完全に愛に包まれた世界、愛しかない世界。
いろんな感情があったり、経験に闇も光もあったとしても、それら全ては愛でしかないから、それにみんな気づいた時には、言葉があっても、なくても、お互いをを思いやるコミュニケーションしか交わされない世界になる。それは、お互いを思いやる心しか存在しない世界だから、それ以外のことは起こらない世界になる。
そんな世界を目指して、人生も半世紀をしっかりと過ぎた今になって、これからの私の人生の集大成は、そこに集中させていこうと感じているところなのです。このような心境の中、コアハーモニーが主催しているスクール「ソクルス(Socls)」の内容を改めようと思うに至りました。
元々、このソクルスは「傾聴の学校」としてスタートさせ、スクール名も「スクール・オブ・コンパッショネイト・リスニング・スキルズ」だったところを、「リスニング・スキルズ(傾聴力)」を「リビング・センス(生き方)」に途中変更し、これまでは「アイの住空間づくり」の講座なども開講していました。
それから1年と半年が過ぎましたが、ここでもう一度「コンパッショネイト・リスニング・スキルズ(慈愛の傾聴力)」に戻して、ソクルスのスクールを運営していくことに舵を取り直し、早速このサイト上では掲載の変更をさせて頂きました。
ですので、今後は「アイの住空間づくり」の講座は、一旦お蔵入りさせて頂くことにしました。しかしながら、この講座の一部内容は、「自分との対話」に直結していることから、傾聴のクラスの中でお伝えしていく予定でいます。
コアハーモニーの活動をあまりご存じでない方にとっては、このような変更があっても困ることはないと思いますが、今までコアハーモニーの活動を見守って下さっている方々にはきちんとご報告したく、このように記事として書かせて頂きました。
私はやはりこの世を、テレパシーでコミュニケーションできる世界に一歩でも近づけることに残りの命を使っていきたい。
テレパシーの世界には、言葉は介在しませんが、だからと言って言葉を疎かにすることなく、ハートと言葉が一致するコミュニケーションをもっとこの世に増やしていきたいと思っています。
これまでの経験、これまでの学び、今も学び続けていること、これからも学ぶこと、それら全てを集結させて、ソクルスという学び舎をこれからも運営していきたいと思っています。
皆さんも、このような「魂の原風景」というものはあるでしょうか?
私は、誰もがその記憶を持っていると信じています。
この「魂の原風景」が、ものすごく強烈な記憶として残っている人もいれば、当たり前すぎる感覚であまりに印象が強くないために思い出せないと思われる人もいるかもしれませんが、必ず「私はこのために生まれてきたんだ」と思い出せる瞬間を誰もが体験してきていると私は信じています。
「思い出したい」と意図を持てば、必ず近いうちにそれを思い出すことがあると思います。
思い出せた人は、ぜひそれが自分にとってどんなことを示しているのか、自分のハートに聞きながら理解していって下さい。
こういうことを、とても意識の高い占い師の方やセラピスト、カウンセラー、はたまた霊能者?、あるいはコーチングなどをやっている人が言い当ててくれるかもしれませんが、やはり最終的に判断する鍵は、私たちの中にしかありません(私は、自分の直感力が高いことを自負し過ぎるところがあって、自らのコーチングセッションで、「あなたはこのために生まれたきたのよ!」みたいな圧力で迫る傾向があることをいつも深く反省します)。
どうか自分がそれを知っていることを信じて探ってみて下さい。
こうやって自分で答えを出していける人を、ソクルスを通して育てていきたいと思っています。