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次の時代へ

もうすぐ満月になる月の光を窓越しに感じながら、我が家なりのホリデーシーズン用の飾り付けをした家の中で心も体も暖まりながら、夜な夜な主人と肩を寄せてクリスマスをテーマにした映画を観る日々に幸せを感じます。

と同時に、世界では過酷な環境の中で過ごす人たちもまだまだ多く、環境が過酷でなくても、悲しい思い、孤独感、いろんな感情の渦にいる人たちもたくさんいると思うと、やはり100%手放しで、心穏やかにもなれません。

今年は、世界規模のパンデミックに直面する混乱の多かった去年と比べて少しだけ落ち着きを取り戻し始めた1年だったように思いますが、確実にいろんなことが変化して、新しい時代に入ったのを感じます。

コーチとして、これまで「これが幸せだ」と思っていたことが、「実はそうではなかった」と、改めての自分の幸せについて定義し直す人たちが増えてきているのを感じています。

今こそ社会が大きく変わる時だと、その変化の流れに、私は個人的には、不安よりも、ワクワク感の方が大きいです。

小さい頃、母に「あなたはいつも先のことばかり考えている」とよく言われていました。その時はこれは決して良い意味でなく、「落ち着きなさい、今を大切にしなさい」と言う意味が含まれた母の小言でした。
でも自分の娘の人生をもう50年以上も見てきた最近の母は、ここ数年「あなたは人の先を生きている人ね」と言うようになりました。「あなたを見ていると、次の時代がどうなっていくかがわかるわ」と。

私自身は、人の先を生きているという自覚は全くありませんが、最近のその母の言葉に、自分がしていることが本当に次の時代の流れをつくるような線上にいるのなら、時に心細いと思うことも、それを勇気や希望に変えて、もっと自信を持って生きていこうと、最近少し思えるようになってきました。

今年は、私がこれまで積み重ねてきた努力が生かされるようなお仕事やご縁を多く頂く機会に恵まれ、毎日が奇跡の連続だと思うような日々でした。私の中ではもうすでに数年後?数十年後?にこの世を去る準備が始まっていて、今年はその元年だと思える1年でした。

こう書いていて、ほらやっぱり私は、先のことばかりを考える癖があるんですよね。この世を去る時のことは、実はずいぶん前から意識しているのですが、ここへきてその自覚がとても強くなっているのを感じます。

今年頂いたご縁から、更なる奇跡が生まれるよう、来年も心を込めて動きます。

次の時代は、もう始まっています。

【アイから生きるレシピ】


私は今年、たくさんの「光」を受け取りました。

私が受け取った「光」は、誰のもとにも届いています。

あなたにも降り注がれている「光」。ただそれに気づいて受け取るだけです。

その「光」の受け取り方で、一番わかりやすいのは、太陽の光を意識して、特に朝日を見て「今日もたくさんの光をありがとうございます」と手を合わせると良いと思います。

私は1日のうちに、朝日から始まって、日中の太陽、夜には月や星を見上げては、何度もこうして空に向かって手を合わせています。

手を合わせると、自然と感謝の気持ちが湧き上がってくるから不思議です。

辛いことがあっても、「ありがとうございます」

悩みがあっても、「ありがとうございます」

どんな時も「ありがとうございます」と言いながら、空に向かって、手を合わせることで、私はたくさんの「光」を受け取らせてもらっているように思います。

今も、この瞬間にも降り注がれているこの「光」を、どうぞたくさん受け取って下さい。