宇宙を忘れたい

ある時ふと、「宇宙を忘れたい」という感覚が自分の内側から湧き上がってきました。
それは、ものすごく幸せな感覚の中から湧き上がってきました。

「ああ、宇宙を忘れても良いと思うくらいに、私はもう宇宙になったんだな」と感じた瞬間でした。

この感覚に包まれるまで、私はずっとずっと宇宙に繋がりたくて、目の前のことよりも少し先を、自分の内側よりも外を、いつも見ていました。

宇宙につながる答えを探すために、たくさんの本を読んだり、たくさんのワークショプに出たり、たくさんの人のお話を聞いたり。

とにかく、どんなことをしても「宇宙に繋がりたい」と必死でした。

そんなに一生懸命に外に答えを求め、もがいていた私が、懐かしいし、愛おしい。そんな時間を費やしたからこそ、今の私があるのだろうと思っています。

今の私は、宇宙と繋がっていても、宇宙から遥か彼方に離れていたとしても、そのどちらでもいいという感覚の中で、幸せを感じています。

宇宙を忘れるほどに、「今を生きる」ことに、またもっと意識を向けていきたいと思っているこの頃です。