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「家系図」からの恩恵

以前、こちらのブログにもご登場いただいた山道紀子さんが、
『未知の自分・本当の自分に出会える家系図』を出版されました。

先日、その出版記念感謝祭が開かれ、私も出席させていただきました。

紀子さんにご縁のある約140名の方々が集ったその場は、まるで大きな親戚の集まりのような、なんとも言えないあたたかな空気に包まれていました。

昔から深くご縁を紡いできた方もいれば、はじめましての方もいらっしゃる。
けれど不思議と、どこか懐かしい場所に帰ってきたような感覚がありました。

私はこれまで、紀子さんの家系図講座に参加し、自分の家系図づくりをサポートしていただいたことがあります。

ご先祖さまを大切にする家庭で育ったので、感謝の気持ちは自然と身についていました。

ですが、自ら家系図を作り、名前や関係性を一つひとつ丁寧に辿っていくことまではしていませんでした。
そんな私が動き出したのは、紀子さんの大きな「家系図への愛」に触れたこと、そして父が病を得たことがきっかけでした。
父が生きている間に、家系図を通して語り合う時間を持ちたい。
そう思い、家系を辿る旅が始まったのです。

紀子さんの著書にも書かれていますが、家系の中で「未解決」のまま残っているものは、次の世代へと受け継がれていくことがあるようなのです。

紀子さんの家系図の恩師・天明茂先生も、感謝祭でのお話の中で、ご先祖さまの生き方からくる「徳」も「不徳」も連鎖していく、と語ってくださいました。

家系図を辿っていくと、それが本当に見えてくるのです。

私自身のことで、特に心を動かされたのは、母方の曾祖母、祖母、そして母(今も元気にいてくれています)へと続く女性たちの系譜でした。

彼女たちが背負い、守り、つないできてくれたもの。

その「徳」も「不徳」も、今の私へとバトンのように渡されているのだと感じました。

私は、ご先祖さまからたくさんの「徳」だけを受け取っているとしか思えませんが、もし受け取っている「不徳」があるとするなら、それは、激動の時代を生き抜いた彼女たちが、その時代ゆえにできなかったことを、今の時代に生きる私が軽やかに実現していくことなのではないか、そんなふうに感じています。
母や祖母、曾祖母が難しかったことも、今の私は、時代の流れに支えられながら選ぶことができる。
それは、自分のコアをもっと自由に生きること。
世間体や「女性はこうあるべき」という枠に縛られずに、生きることだと感じています。

けれどそれは、決して自分勝手に生きていいよということではないように感じます。
自分にとって本当に大切な人を、自分ごととして大切にすること。

その在り方こそが、結果として自分のコアと深くつながっていく。

少し逆説的ですが、そこに本質があるのではないかと、私は感じています。

今回の出版記念感謝祭での紀子さんの在り方は、まさにそれを体現してくれていたように思います。
家系図を大切にするという彼女のまっすぐな想いが、多くの人の心に響き、自分が大切にしたいものを大切にし続けることが、こんなにもあたたかな場を創り出すのだと、胸がいっぱいになりました。

紀子さんは、いつもみんなのために動いている人です。

けれどそこに犠牲はありません。
ただ、彼女が心から大切にしたいことを、大切にしているだけ。

その純粋な在り方が、大きな愛のうねりとなって広がっていました。
そんな紀子さんの想いに触れることのできる一冊。

そして、実際に家系図を作るための道しるべにもなる本です。

ぜひ、お手元に置いてみてください。

きっと、ご自身の中に流れている大きな物語と出会う時間になると思います。

紀子さん、素晴らしい体験をさせてもらいました。
本当にありがとうございます。