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自分との対話、最終領域へ

寒暖差の激しい5月ですが、やはり5月に吹く風は気持ち良く、新緑の美しさに魅了されながら我が家のスクリーンポーチ(サンルームみたいな場所)で過ごす時間を楽しんでいます。

この5月は、今年1月から参加が決まっていたある研修が始まる月でもありました。

私はライフコーチとしても、コミュニケーションスキルの中でも特に「聴く力」を高めていくことを指導する立場としても、「自分と対話すること」を一番大切にしてきました。

プロコーチになってから気付いたことですが、他者に耳を傾けるより、自分に耳を傾けることの方が難しいという事実。

自分の心の中に宿る自我が、やれ他者比較、やれ羞恥心、やれ罪悪感…という様々な負の感情を持ち出し、自分を見つめれば見つめるほど、それらの感情を増幅することが常であったため、なかなか自分の心の中を隅々までをしっかりと自分で見つめることは、私にとってかなりの難関でした。

「マインドフルネス」という、自分の意識、感覚全てに気づいていく手法が流行っていますが、最初は自分をあたたかい気持ちで見つめることができていても、先に私のことでもお伝えしたように(負の感情を増幅させる)自分の中の深い闇の部分に差し掛かるとそこを自分で見ようとしても逆に自分を責め始めたり、自分を自分で落ち込ませる行為に走ることもあるため、最近では「セルフ・コンパッション」と言って、自分にどこまでも慈愛の気持ちを向ける手法も一緒に紹介されることが多くなりました。

私自身、これまでいろんな手法を自分に使ったり、プロのコーチやセラピストの方々に助けて頂きながら自分の心を見つめてきました。そしてここ10年ほどは、自分としてはここに一番の羞恥心があり、向き合わないで済むながら、この世を去るまでスルーしていたい領域である「性」の部分に向き合い続けていました。

この10年間がどんなプロセスだったかは後々どこかでお話しさせていただくとして、ある時クライアントさんからアダム徳永氏の存在を教えてもらいました。それからすぐに彼の本、サイト、メルマガを読ませて頂き、自分が一番苦手な世界を、こんなに軽やかに、そして美しく表現されている人がいるんだと驚きを持ちました。

2021年に彼が女性に教えるエヴァセラピストを養成する講座が始まると告知があった時、その内容にとても興味を持ちました。ただその当時は、その世界へと入っていくことに大きな躊躇いがあり、セラピスト側でなく、そのセラピーを受ける立場なら飛び込めるかもと初期の頃からエヴァセラピストして活動していた天音陽子さんから「エヴァセルフラブ基礎講座」と「エヴァセルフラブ秘儀講座」を受講させてもらったことがありました。講座の内容はとても深いものでした。自分の夫以外の人に、自分の性について話しをしたことは人生初の体験であったため、陽子さんにいろんなことを話せたことだけでも大きな解放がありました。でも、その時は本当の意味で、この講座の威力を活かしきることはできませんでした。実践できるいくつかのことを、講座を受けた直後はやってみたものの、長く継続することはできませんでした。それだけ私の中に抵抗感があったのです。

そんな私でしたが、今年に入ってエヴァセラピストを育てる一般公募を今回で最後にしますという告知を見た時、今回は何がなんでも応募しなければと、なんとか最後のグループに入れて頂くことになりました。

その研修が、この5月から始まったのです。

先日、第1回目の講座がありました。研修会場に行くまで、それはそれは緊張しましたし、直前まで逃げ出したい、泣き出したい気持ちも湧き上がっていましたが、いざ会場に入り、生のアダム徳永氏と、エヴァセラピー協会を理事として支える天音陽子さん、そして今回研修を共にするお仲間に会った瞬間、別の次元へと連れて行かれる感覚に入り、そこは今までに感じたことのないほどの安心安全で、懐かしい、HOME…と感じる世界が広がっていました。

「性」の世界を、真正面から伝えるアダム徳永氏は、完全に人間として清められた存在であるように感じました。こんなエネルギーを持った男性に出会ったことがないと感じるほど、この世の人とは思えない佇まいでした。この領域にしっかりと向き合えば、ここまで清まった存在になれるんだ…。私の中では一番清らかとは遠い領域だと思っていた場所が、人としての清らかさを手に入れる一番の近道だと確信し、こうしてアダム徳永氏に会って完全に私は安心したのです。

第1回目からかなり濃厚な内容でしたが、私の魂が喜びまくる時間でした。

私がどんなことを学んでいるのか、一番わかりやすく説明しているのは「アネモネ」という雑誌の2022年8月号、アダム徳永氏の記事と、エヴァセラピーについて天音陽子さんが語っている記事です(その号の紙版は完売で、現在Kindleのみの販売となっています)。

私にとっては、自分との対話の最終領域と思う学びです。

学びは一生続くものですが、ここの部分の扉をしっかりと開いてからの私の人生をとても楽しみにしているところです。

これからの数ヶ月間、私がエヴァセラピーから学んだことを周りにバトンできるようにしっかりと学んできます。

学びが始まったばかりでのお知らせですが、自分が後戻りしない仕組みのために投稿しました(笑)。

それほど緊張しているのですが、この領域について多くの女性が安心して話せる、向き合える対話の場を広げるために頑張ってきます。

今はまだ心がそわそわしてしていますが、私の魂がとても喜んでいるのを感じています。